上向きにならなくていい。変わらなくていい。
この本は、「下向き仕事術」として、頑張りすぎずにうまく人生を乗り越えていく術を説いた本です。
本書は多くの自己啓発書とはやや一線を画す本かもしれません。自分を変える必要はなく、物事の捉え方や、判断の時期をずらすことで、問題をうまくこなすことができるようになる本です。
マイナス思考でいい
たとえば、マイナス思考でもよい。
ただ、マイナス思考がそれ以上悪くならず、上向きに感じられれば良い、とあります。
また、休日をアクティブにではなくだらだら過ごすことで、いわゆる充実した休日にはならずとも、体を休めることができるとも言っています。
自らを叱咤激励する多くの自己啓発書と少し違う感じの本ですよね。
叱咤激励ではない、優しい本
読者に寄り添うような文体の本書は、悩めるビジネスパーソンにとって良きメンターとなる本でしょう。