悩み事はありませんか。誰でも頭のどこかには抱えている問題があるはず。
そんな私たちに便利なツールとも言える本をご紹介したいと思います。
この本は、問題解決をテーマに、37の手法を取り上げて解説している本です。
著者はアイデア大全を書いた方です。本書では問題解決をテーマにしています。
問題解決の二大タイプ
問題解決には大きく分けて二つに分けられるとあります。
一つは問題解決とは問題、つまり目標と現状とのギャップであるとして、問題解決を客観的にとらえて解決する方法。
もう一つは問題の中に解決者が因果として含まれていて、悪循環に陥っている因果関係のループを大きく揺さぶることで解決を図る方法があるとされています。
問題を客観視する
問題を客観的に捉えるやり方として、ロジック・ツリーというものがあります。
ロジック・ツリーとはある問題に対して、複数の答えを書く。
そして、その答えをさらに疑問に変えて、複数の答えを書くわけです。
これを繰り返すと結論が得られるというものです。
全体像はまるで木のように見えます。
問題に囚われている自己を解き放つ
問題全体を揺さぶってみるやり方として、「問題への相談」があります。
問題への相談とは、問題に苦しめられている当事者としての主人公が、問題を擬人化して仮想インタヴューを行うというものです。
つまり、「問題さん、この問題の一番重要なことは何ですか?」と、問題を擬人化します。
すると、自分が問題そのものにとらわれている状況から出ることができます。
客観的に物事が見えるようになるわけです。
アイデア大全もオススメ
アイデア大全も見やすく、わかりやすかったのですが、本書も明解な体裁で、ツールとしてすぐに用いることができる、大変便利な本です。
ぜひお手に取ってみてください。