この本は、めんどくさいという気持ちは心のエネルギーが漏れている、と捉えて、めんどくさいという気持ちにどう向き合うべきかを、図解でわかりやすく説明した本です。
本書は、図解ですので、「本を読むのもめんどくさい」というかなり心理的にエネルギー漏れになっている方にはよろしいでしょう。そして、それほど厚くなくコンパクトな分量です。読みやすいと思います。
本書を読んで思ったのは、「めんどくさい」というのは心のSOSで、基本的にはやるべきじゃないくて、断るべきなんだ、ということです。
めんどくさくて、嫌なことは基本的に断るなどの、やらない方策を考えるべきなんでしょう。
ただ、それでは人間関係がうまくいかないですよね。なので、どうすべきかというところが、本書にはマトリックスなどの分類をすることで場合分けして対処したり、さまざまなメンタルテクニックで乗り越える方策を示しています。
いろいろ疲れて読む気力も失せてきた方には、それほど負担でなく、読みやすく、得るものがあるかもしれません。