いくつもある人格 オルターエゴ
あなたはあなた自身をどう定義できますか?
ビール大好き、犬好き、真面目、二児の母、良き父、様々でしょう。
その様々な側面、それぞれにEGO、つまり自我があると考える、そうすると面白いことが起きますよ、というのが本書です。
著者はそれらをオルターエゴと呼んでいます。私なりに直訳するなら代替的な自我でしょうか。
人は時と場合でオルターエゴを使い分けている
私自身経験があるのですが、道を歩いていて突然人に道を尋ねられたら、なるべく自我を防御できる外交的な手腕のある自分の一側面が現れたりするものです。
オルターエゴを創造してみる
そういう一側面を積極的に作り出したり、融合したり、名前をつけたりしてみたらどうなる?という記述があるのです。面白いですよね。
例えば著者の中にはブッダマンというオルターエゴがあるそうです。そうです。ブッダとスーパーマンが融合したすごいキャラですね。
あるいは先生だとか博士だとか一側面に名前をつけていく、すると困った時に力を発揮するのだそうです。
なら、プレゼンの天才を創造してみよう
緊張する場面、プレゼンテーションの場面では、「じゃ、今日はオバマジョブズでいくか」とかすれば切り抜けられるのではないでしょうか。
こういう感じの自己をカスタマイズしていく系の本は、私は好きですね。なんだか、自分が理解できたような気もするし、何か困ったことがあったら役に立つかもとか思えるからです。おすすめです。