明日の幸せを科学する ダニエル・ギルバート

幸せってなんだろう、というのは何かの歌にもあった気がします。

幸せだよね、って言われれば誰も幸せな感覚は思い出せるでしょう。

人間は明日の幸せを予想できる生き物です。犬や猫に明日の幸せが予想できるかはわからないですが、脳科学的には前頭葉が発達している人間にだけある能力ではないかということです。

だから、まだ起きてもいない幸せを予想できるし、逆に言えば未来に不安になるわけですね。明日の幸せのために、準備をしたりするわけです。僕が思うに受験勉強とかはそうでしょう。今が辛くても、行きたい学校に行けるようになるのですから。

本書は幸せとは科学的には何かという記述もあります。感情の幸せとか、道徳の幸せとか、判断の幸せという区分けをしています。そうか、幸せって色々な原因があるようなって、気づかされました。

幸せは計量できるかとか、あるいは私たちが予想する未来の幸せは果たして正確なものかということまで書かれています。

このように、明日の幸せについて科学的に考えると、さまざまな場面での判断について、どうあるべきかというのが見えてくるような気がします。

あなたの明日の幸せは果たして正確でしょうか?過大な期待じゃないですか?それとも過小評価してませんか?面白い話ですね、本書は。

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