自然と浮かぶいいアイデア。「いい考えがやってくる」 井上滋樹

いい考えが自然とやってくる

この本は発想法について書かれた本です。

自分の内面に閉じこもって発想するのではなく、自らを考えがやってくる状態に置くことで、新たな発想を生み出す手法を解説した本です。

発想法には様々なものがあります。よくあるのは単語カードを組み合わせてみたり、総当たりでいろいろな要素を組み合わせたりするものです。たしかにそれで浮かぶこともあります。

手を動かしていると考えがやってくる

本書の発想法はちょっと変わっています。その中の一つとして絵を描いてみる、というのがあります。

心地いい椅子を発想するというテーマなら、まずそういう椅子を描くこともそうですし、そういう椅子はどんな部屋にあるんだろう、あるいはどんな街にあるんだろうと、どんどん発想を広げて部屋や街まで絵にして描いていくのです。

そうすると椅子に関する発想を得られる、というものです。

これを本書では「手を動かしてみる」発想法、そして動かしているうちに「いい考えがやってくる」のです。

他にもさまざまな発想法が書いてあるのですが、なかなかユニークで、それでいて実践可能な便利な方法が書いてあります。

企画立案などを担当される方やクリエイティブ系の仕事をされる方などにはおすすめです。もちろん、普通の人の生活でも役に立つアイデアを量産できる、発想法の本でした。

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