雑談の一流、二流、三流  桐生稔

2022年4月26日

一流の雑談ができるようになる本

この本は、三流、二流、一流の雑談の仕方を例示して対比することで、わかりやすく雑談のコツを身に着けることができる、コミュニケーション能力の向上を図れる本です。

昔の話過ぎるかもしれませんが、昔テレビ番組で「よい子、悪い子、普通の子」という形でコントを畳みかけていく番組がありました。そうです。欽ちゃんの番組です。あれは構成が上手くおもしろかったです。

それとは違うのでしょうが、三流、二流、一流の雑談の仕方を様々な局面で例示していくこの本は、構成それ自体が明快で面白く読めます。

一流の切り出しは「質問」

具体的な内容として一例をあげれば、人に話しかけられるのを待っているのは三流、自分のことをネタに話しかけていくのは二流、一流は「質問」するのだそうです。

なるほど、質問なら会話の切り口としては一番自然です。

また、挨拶するときも、「おはようございます」は三流、「おはようございます、暑いですね」は二流、「おはようございます、暑いですね、元気ですか?」は一流です。

一流はあいさつにプラス二つのワードを盛り込むのです。たしかにそのほうが会話が弾みそうです。

褒める時もただ単に褒めるのでなくて、褒めて、そのうえで何かたしていく。「いいネクタイですね。どちらで買われたんですか?」みたいにです。

たしかに、ただ褒められただけだと、言葉に詰まりますが、褒められた上に質問が加わると、嬉しいうえに、返しやすいです。

また、相手と相違点が見つかった時、距離を置いたり、話をやめてしまうのではなく、一流は興味を持ってその相違点について質問し、会話を広げていくそうです。

すると、距離感は縮まり、相互の理解が深まるのだそうです。やっぱり対話って大事ですね。

取り入れやすい雑談のテクニック満載の本

本書にはこのような様々な局面における雑談の仕方が例示されており、少しでも取り入れれば日常会話に弾みがつきますし、会話が苦手な方には是非参考にされるといいと思います。