日本の将来どうなるの?「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること 河合雅司」

2022年4月21日

「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること 河合雅司」この本は、少子高齢化社会を迎える日本の将来予想図を年表の形にまとめて、問題点を提起し、その解決策を提案する本です。

少子高齢化社会の、その先とは?

少子高齢化社会を迎えることは、年々減少が発表される政府統計からわかるものの、この延長線上にあるものはなにかはあまり具体的にはイメージできないものです。
本書は具体的なイメージを描くことができるように構成されており、そして、今から対策を打つべきであることを提案している本です。
たとえば、本書によれば2024年には3人に一人が65歳を超えるようになるそうです。そして、やがて3戸に1戸は空き家になり、輸血用血液は不足し、世界的な食料争奪戦になる、
という悲惨な将来像が描かれています。

人が減るなら、みんなで集まればいいのでは?

本書にはそのような将来像に対して様々な提言がなされています。私が気になったのは「非居住エリアを設ける」という提言でした。
これは、国土のうち人が住むべきエリアを設定して移住を促し、一定の人口密度を保つことで都市の効率化を図るものです。
つまりは歩いて住めるような範囲に効率的にコンパクトな街を作っていくことです。
私が思うに、郊外には車でしか移動できないような大きな道路と大きなショッピングセンターが離れた範囲に点在しています。これは、この将来像からすると非効率といえるでしょう。コンパクトに人が集まって暮らせる、少子高齢化社会に適したまちづくりが必要となるでしょう。

それぞれの将来対策ができる本

本書はこのように読者に予想されうる未来を把握できるように、対策をとることが可能になったり、問題意識を抱くことができるようにする本です。読まれた方はそれぞれに思うところや対策が浮かんだりするでしょう。日本の将来に良い展望が見えないなら、別のページに書いた、ジムロジャースの見解も参考になるはずです。