機動戦士ガンダムというアニメをご存知でしょうか。ガンダムはシリーズ化された有名なロボットアニメです。お台場に実寸大のガンダムがありますね。最近海外にも作られたようです。
主人公アムロは新人パイロット。ライバルのシャア大佐は敵軍のエースパイロット。そんな2人の戦いが見どころのアニメです。
ガンダムで学べるビジネス組織論
今回ご紹介するのは「ガンダムが教えてくれたこと 一年戦争に学ぶ”勝ち残る組織”のつくり方 鈴木博毅」。
この本はガンダムの一年戦争、最初にアニメ化されたストーリーを、ビジネス組織論にたとえながら、ビジネス戦略コンサルタントである著者がビジネス組織論を解説していく本です。
ビッグチャンスとしてのガンダム。そこにしがみつくこと
たとえば、ガンダムとは何か。ビジネスで言うなら、ガンダムは主人公アムロにとっては、ビッグチャンスです。
物語当初アムロはただの素人、民間人でしかなかったのです。
もし彼が訓練も受けずに量産型のジムに乗っていたらどうだったでしょう。たぶん死んでいたでしょう。
このように、チャンスをつかむことがまず重要だそうです。他のモビルスーツを圧倒するだけの性能。これは他の会社に勝てる組織のことを思い浮かべられるでしょう。
そして、素人だとか、民間人だとか誹謗中傷を受けながらもエースパイロットとして戦い続けたアムロ。
エースの地位を手に入れたなら、心が折れたりせずにメンタルを保って、そこにしがみつづけることが大事なのだそうです。
やがてアムロは自分が戦うことの意味を見いだします。
ビジネスにおいても組織で働くことの意味を見いだしていくことが重要になるわけです。
カリスマのシャア、チームワークのブライト
あと、士官候補生でしかなかったブライトとジオンのエース、赤い彗星シャアとの対比もあります。
上司にするなら、あなたはどちらを選びますか?
チームワーク重視のブライトか?カリスマも、実力もずば抜けてあるものの、手柄を独占して単独行動に走るシャアなのか?
本書を読めば納得の答えが出るでしょう。
ビジネス組織論入門者におすすめ
この本はガンダムのストーリーにたとえてビジネス組織論を説明してくれるので、わかりやすいです。
読み進めやすく、おもしろいです。これはいい本ですよ。