テレワーク中の在宅ワーカーに最適。「在宅HACKS! 小山龍介」

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在宅ワーカーに読んでほしいお役立ち技(ハックス)の数々

在宅ワークは、コロナ感染症の影響もあって、どんどん増えていくのでしょうね。

企業もテレワークを推進することを要請されています。

働く側も遠距離通勤から解放される、家族との時間が増えるなど、メリットも多いようです。

しかし、快適なオフィス環境を自宅に構築できるかできないかが、自分の仕事の出来栄えに影響してしまう、という、なかなかジレンマのある要素もあります。

今回ご紹介する本は、そのような在宅ワークをする環境をよくする方法や、良い習慣を身に着ける方法などを、合計89個も収録している、とっても役立つ、お得な本です。では、どんな技が載っているのでしょうか?

ポモドーロテクニックと座禅の関係

ポモドーロテクニックというのをご存じでしょうか。25分働いて、5分休む、というものです。キッチンタイマーを使えば簡単にできますね。当然、スマホでもできますが。

このポモドーロテクニックを使うと仕事の生産性が上がるという研究結果がでているのです。在宅ワーカーも是非取り入れるべきですね。

本書では、ポモドーロテクニックと座禅の関係性も述べています。

ポモドーロテクニックを使っているという在宅ワーカーを、以前テレビで見たことがあるので、やはり使えるテクニックなのでしょう。

音声入力は在宅ワーカにとっては武器

音声入力は、在宅ワーカーにとっては有利なツールだと本書にはありました。

たしかにそうですね。オフィスで音声入力していると周りの人にうるさいですから。

それだけでなく、本書では、音声入力する前に、頭の中で入力することを整理する必要があることも書いてあります。

しゃべるだけで入力できるのはいいのですが、何をしゃべればいいのかが真っ白になってしまうと入力できないというわけです。

そのような音声入力のコツについても述べています。

在宅の人も、受験勉強、オフィスワーカーも使えるかも

ここに書いたのは本当にごく一部です。全部で89個ですから、他にもたくさん役に立つ技があります。

在宅ワーカー向けの本ですが、本ブログ記載時点では、比較的内容が新しいので、今どきの受験世代にも、オフィスワーカーにも応用が利く内容かもしれません。

ぜひ読んでみてください。

副業を考えるサラリーマンの方に。「僕たちは地味な起業で食っていく。 今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略 田中祐一」

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地味な起業ならフツーの私たちにもできるかも?

この本は、普通の会社員でも働きながらできる、「地味な起業」を提案している本です。

地味な起業とは

逆に言うと派手な起業とはなんだろう、ということなのですが、いわゆる起業って派手なイメージがあるのではないでしょうか?

夢をかなえる、好きなことをやる、SNSでインフルエンサー、多額の資金を調達する…

これって、普通の人にはなかなか無理ではないでしょうか?

本書は、普通の人でもできる。「地味な起業」を提示しているわけです。

それは、やりたいことは特にないけど、会社で働きながら、自分のビジネスで手堅くコツコツ稼ぎたい。そんな思いを抱いている多くの人にピッタリの本です。

地味な起業の具体例

例えば、本書では「誰かの代わりにセミナーに出席して、レポートにまとめてあげる」、「ラインでクレーム対応を代行する」などがあります。

確かに、ほとんど元手もいらないし、時間と手間さえかければできそうですね。

どのようなプラットホームを利用すればいいかなども紹介されていて、本書を読めば実際に実行できそうです。

タイプ別のオススメの起業タイプも紹介されています。

感想)地味だけど、実はそれってすごいんじゃないの?

僕が思ったのは、筆者がかなり有能な方で、行動力があって、地味とされているそれらの仕事って、普通の人でも結構やってみると難しいのかもなとも思いました。

しかし、クラウドファンディングで自らの作った新奇的な商品で資金調達、みたいな相当ハードルの高いことをしているわけではないので、それが一般的な起業よりはハードルが低いことは納得できました。

派手なイメージの「起業」を、私たちの日常の世界に橋渡ししてくれる本

起業ってやはり大変なんでしょうけど、皆がそれぞれの経験をしていて、それってスキルとして販売できる世の中になりつつあるので、スキル販売自体、もはやプチ起業ともいえるでしょう。

すると、筆者が提案していることは、起業はハードルが高いと思っている私たちに、起業への橋渡しになっているのでしょうね。

とてもためになる本ですので、ぜひ読んでみてください。

イノベーションの法則がわかる「未来に先回りする思考法 佐藤航陽」

イノベーションには法則性がある

イノベーションには法則性があり、それに気づいているのは0.1%の人だけだと筆者は言います。

その法則性に気づければ、しかるべきタイミングで先回りして動き、成功することができるのだそうです。

法則性に気づければ、先回りして成功できる

その思考法で、筆者はシンガポールに投資資金が集中することを予測し、その後のシンガポールの高成長の勢いに乗って、会社を大きく成長させることができたのです。

まず、行動を起こし、失敗を繰り返しながら、法則性を見出す。そして、しかるべきタイミングで行動を起こす、といったことが書いてあります。

イノベーションには必要性が大事

本書の中で、イノベーションには「必要性」が大事なのだと述べられていました。

たしかに、コロナワクチンが予想を大きく超えて早く開発されたのは、コロナ感染症への危機感、必要性が生み出したイノベーションだといえるのではないかと思いました。

エントロピーの法則と、情報が拡散する性質

また、スマホが超小型コンピュータであり、それに電話機能が付いたものであるとの記述がありました。

IoTのように家電などあらゆるものにコンピュータが導入され、多くの家電がインターネットに取り込まれています。

それらの様子は、コンピューターがエントロピー法則に従って、広がっているようだとの記述がありました。

私は、これがリチャードドーキンスの「DNAの運び屋としての生物」、みたいな理論と似ているなと思いました。

熱力学の法則で熱は拡散し、冷めていくというのがあります。

同様に、DNAもコンピューターという文明も、ある意味では情報なので、情報も同様に拡散していくエントロピー法則にしたがうのかなと、ふと思いました。

イノベーションの法則性と、未来社会の予測まで含んだ新奇性のある大変面白い本

未来予測はなかなか難しいことかもしれません。

しかし、この本では、イノベーションの発生に法則性が見受けられること、そして、政治や経済などの情勢変化も法則性がみられることから予測可能であるとする本です。

とても新しい発想の書いてある本で、チャレンジングな気分になります。面白い本です。