ピッタリな職業の選び方がわかる。「科学的な適職 鈴木祐」

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職業の選び方に関する本

好きであるとか、収入が多いなどではなく、「七つの徳目」という七つのカギとなる要素に分けて、自由度や、仲間がたくさんいるかなどの様々な観点から選択すべきとする内容です

もっと科学的に職業を選ぼう

漠然とお金に困っているとか、もっとお金が欲しいで選ぶのが転職だと思っていました。

あるいは、もっと花形産業で活躍したいとか、華やかな世界に行きたいというものではないかと。

この本の内容は、実際にそこで人間が働くことを想定して書いてあります。

サポートがあるか?仲間はいるか?

仲間のサポートがあるか、やりがいや、裁量権があるかとか、人間が長時間働くなら必要になるはずの要素を、的確に、合理的な説明で記述されています。

内容は科学的根拠に基づいており、信憑性も高いです。

科学的に物事を考えるのは重要なことです。職業選択という入り口の段階で、夢や、イメージ、あるいは収入などで安直に選んではならないのでしょう。

お金だけじゃない、適職の選び方

働き方が多様化するのはいいのですが、自分にとっての正解が見えにくくなっている昨今、このような本を指針に職業を選んでいくのはいいかもしれません。

ちょっとクールになって、科学的な考え方で将来の夢を描いてみませんか。

宇宙と素粒子の面白い話の数々 宇宙は何でできているのか  素粒子物理学で解く宇宙の謎 村山斉



今回ご紹介するのは「宇宙は何でできているのか  素粒子物理学で解く宇宙の謎 村山斉」です。この本は一般の方向けに、素粒子の性質や発見の歴史などをひもときながら、宇宙の謎を解説してくれる本です。

宇宙論がくれる知的興奮

宇宙のことはいつも見上げれば夜空があるのに、お金や人間関係のことばかり考えてしまうものです。この本はそんな思考のこり固まりを解きほぐしてくれるような知的興奮を与えてくれます。

素粒子の世界は不思議な世界

素粒子の話にはちょっと常識では考えられない話が多くでてきます。そもそも地球が太陽の周りを回っているとガリレオが言ったときも異端扱いを受けましたし、ニュートンがリンゴも地球も引力持っている。万有引力があると言ったときも、相当常識を逸脱した発想だったといえるでしょう。
たとえば、これは少し考えれば分かることですが、光もこの地球に届くには時間がかかるので、私たちが太陽を見てもそれは8・3分前の光です。同様に夜空の星たちの光も何百万年前の光だったりするのかもしれません。すると、目の前にある世界は少し時間差で見ているわけです。横断歩道を渡るあの人も、隣にいるあなたの家族も今いるあなたと同じ時間ではなく、少し過去の世界の姿を見ているのですね。不思議な気がします。
あとSFででてくる反物質の話もありました。素粒子の質量や、スピンの性質がおなじだけど電荷が逆、という物質らしいです。水素の反物質、「反水素」はすでに作ることに成功しているそうです。この反物質が物質と出会うと消滅し、すべてエネルギーになるそうです。エネルギー変換効率がいいそうですが、つくるには膨大な予算が必要なので実用化はまだ先のようですね。
また、宇宙全体の星たちを集めても宇宙全体の重さの0・5%しかないそうです。大部分は暗黒エネルギーと呼ばれる、よく正体の分かっていないもののエネルギーで構成されているそうです。

私たちの世界観を広げてくれる本

なんだか壮大すぎてイメージしにくいかもしれませんね。
しかし、読んでいるうちに目の前の世界が少し違って感じられるおもしろい本でした。

人生を変えるのは出会い

人との出会いが自分を成長させる

今回ご紹介するのは「人生を楽しむための出会力 人と出会うほど成功に近づく新ルール 國武栄治」です。この本は自分の成長のために様々な人と出会うことが大事であるとし、ネットや多様なメディアを通じた人との出会い方について解説した本です。

私は常々思うのですがブログを作る前にブロガーの方に取材などしてお話を伺えていたらもっと良いブログがかけたかもなと思うことがあります。

この本の中でブログを自ら書いて発信することで出会いたい人に自らの価値観を理解してもらうことで出会いやすくなるという記述もありました。

たとえば定期的に相手のブログにコメントしたり自分のブログを紹介するなどする方法の記述がありました。

なるほど、自分もこのブログを足がかりに人脈を広げていけるのかもなとふと思いました。

ほかにも新聞や雑誌などの一般メディアを通じた出会い方にも記述があり、とても参考になりました。

メンターとの出会いが大企業を作った事例

ソフトバンク社長である孫正義さんが日本マクドナルド創設者である藤田田さんに出会ったのは高校生の時であったと本書にありました。その時に一番重要なのは会いたいという思い、尊敬の念なのでしょう。そして藤田さんの度量の広さなのかもしれません。その出会いが今のソフトバンクにつながると思うと一つの出会いがもたらす可能性のすごさに驚くばかりです。本書は出会いに臆病な引っ込み思案の方には刺激的な本になるでしょう。