「イヤな気持ちは3秒で消せる! 西田一見」この本はイヤな気持ちのメカニズムを考えることで3秒でイヤな気持ちを消してしまう本です。
イヤな気持ちになることは誰でもあります。しかし、なぜイヤな気持ちになったかと考えると、大抵悪口を言われたとか、損をしたからといった現象面から考えるものです。
しかし、著者はイヤな気持ちとは反応やしぐさそれ自体から起因すると考えたようです。
イヤな仕草が嫌な気持ちを作っている
眉間にしわを寄せる→口角をあげて笑顔を作るというように、イヤな気持ちが起きそうになったらまず動作やしぐさから入れ替えていきます。
そして、自分の元気になれるポーズを考えるなど、いい気分になれるような動作、気分、イメージをスタックさせていきます。
つまり、自分の言ったこと、動作、しぐさがイヤな気持ちを増幅し、定着化し、悪化させるので、自分がイヤな気持ちになったと思ったら、イヤな顔をするのではなくて、あえて笑顔をしたり、ガッツポーズを決めたりして、自分の好きなイメージ、キャラクターなどをおもいいうかべて「だからなんとかなる」といい聞かせる、というようなことを繰り返していけばいいのです。
ポジティブシンキングではなくポジティブアクション
すごくポジティブな元テニス選手の松岡修造さんも、いつもポジティブな言葉を自分に投げかけているようですが、そうやって自らをふるいたたせて自分を励ますのが大事なんだと思いました。スポーツやプレゼンテーションの前にマイナスイメージが浮かんでしまう人には最適な本ではないでしょうか?