誰もいない未開拓市場へ。「ブルーオーシャン戦略」 Wチャン・キム レネ・モボルニュ
ブルーオーシャンを目指せ
企業の取るべき戦略として、競争の激しい市場(レッドオーシャン)ではなく、競争自体がない市場(ブルーオーシャン)へと自らをポジショニングしていくことが重要とする本です。
これは、大企業だけでなく中小企業も、個人事業主も、そして、ブロガーも、はたまた恋愛市場、労働者としての市場にも当てはまるかもしれません。
何かと比較され、激しい競争にさらされる限り、安定したポジションは得られないですよね。
なので、ブルーオーシャンへと抜け出すにはどうしたらいいか、という本です。
ブルーオーシャンにイノベーションはいらない
まず満たすための条件としては、コストは下がっているのに、買い手から見た価値が圧倒的に上がっていることが条件だそうです。
それはかならずしもイノベーションを伴わなくてよいのだそうです。
そして、業界標準として常識とされているものを、思いっきり撤廃したり、どんどん増やしたりしたらどうなるか試すことだそうです。
本書では具体例としてシルクドソレイユのサーカスが動物によるショーを撤廃し、芸術性をどんどん高めていって独自性のあるポジションを獲得した例を挙げています。
本書には具体例として1000円カットで一世を風靡したQBカットも登場します。
たしかにシャンプーを撤廃してコストが下がっているのに、髭剃りもやらないのに、お客さんからしたら無駄な時間が省けて早く帰れて商品としての価値はむしろ上がっているのですよね。うなずけます。
ライバルを見てばかりでは、ブルーオーシャンには行けない
また、ライバルのことは見ないのだそうです。細かい数字も見ない。
見るのは木を見ず森を見ろということです。全体を見る。自分の業界の補完的な存在や、代替的な存在にまで視野を広げるべき、ということです。
例えばこのブログでいうと、ライバルはたくさんいますね。大手の書評サイトもありますし、はたまたアプリで書評が見れたり、通販サイト自体に口コミがあったりするので、補完的な物やライバルは多数あります。
結構レッドオーシャンで戦っているのが、本ブログなのかもしれませんね。参考になりました。
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