どんな逆境にも、くじけない。「逆境を突破する技術」児玉光雄

逆境に負けない

この本は、科学的実験から見た、逆境に負けない、くじけない心を維持するための、取るべき方法、心がけを解説した本です。

逆境は誰にでも訪れるものだと思います。同じ境遇でも、なぜ人によって耐性が違うのか、結果が違うのか。それを科学的実験によって判明した事実に基づいて解説しているのが本書になります。

逆境に負けない、というのをイメージすると、固い意志や強靭な精神力をイメージしますが、本書においては、むしろ精神力の強さよりも、「変化に対応できるか」が重要とあります。様々に起きる変化に対して、うまく適応して、心を大きく傷つけないようなセルフトーク、そして、速い回復力をスキルとして身に付けることが大事とされています。

ベストではなくベターで良い。

本書の中で一番印象的だったのは、「最善主義」こそが折れない心を身に付けるマインドであるとのこと。つまり、「逆境にあっても、できることは尽くそう、ダメもとで」みたいな、一応何らかの行動は起こして対処を行うマインドが大事だということ。逆境にあって、何か少しでも嫌なことがあると、何も手につかず、諦めてしまうのが逆境に負けやすいマインドということです。

本書は様々な方法で逆境に打ち勝つマインドを手に入れる方法を解説しています。どれも基準が明白で、手順もわかりやすく、実行しやすいです。

この本を読んで、その通り実行できれば、逆境に打ち勝つマインドを維持できるでしょう。

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