副業を考えるサラリーマンの方に。「僕たちは地味な起業で食っていく。 今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略 田中祐一」

2022年2月26日

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地味な起業ならフツーの私たちにもできるかも?

この本は、普通の会社員でも働きながらできる、「地味な起業」を提案している本です。

地味な起業とは

逆に言うと派手な起業とはなんだろう、ということなのですが、いわゆる起業って派手なイメージがあるのではないでしょうか?

夢をかなえる、好きなことをやる、SNSでインフルエンサー、多額の資金を調達する…

これって、普通の人にはなかなか無理ではないでしょうか?

本書は、普通の人でもできる。「地味な起業」を提示しているわけです。

それは、やりたいことは特にないけど、会社で働きながら、自分のビジネスで手堅くコツコツ稼ぎたい。そんな思いを抱いている多くの人にピッタリの本です。

地味な起業の具体例

例えば、本書では「誰かの代わりにセミナーに出席して、レポートにまとめてあげる」、「ラインでクレーム対応を代行する」などがあります。

確かに、ほとんど元手もいらないし、時間と手間さえかければできそうですね。

どのようなプラットホームを利用すればいいかなども紹介されていて、本書を読めば実際に実行できそうです。

タイプ別のオススメの起業タイプも紹介されています。

感想)地味だけど、実はそれってすごいんじゃないの?

僕が思ったのは、筆者がかなり有能な方で、行動力があって、地味とされているそれらの仕事って、普通の人でも結構やってみると難しいのかもなとも思いました。

しかし、クラウドファンディングで自らの作った新奇的な商品で資金調達、みたいな相当ハードルの高いことをしているわけではないので、それが一般的な起業よりはハードルが低いことは納得できました。

派手なイメージの「起業」を、私たちの日常の世界に橋渡ししてくれる本

起業ってやはり大変なんでしょうけど、皆がそれぞれの経験をしていて、それってスキルとして販売できる世の中になりつつあるので、スキル販売自体、もはやプチ起業ともいえるでしょう。

すると、筆者が提案していることは、起業はハードルが高いと思っている私たちに、起業への橋渡しになっているのでしょうね。

とてもためになる本ですので、ぜひ読んでみてください。