成功習慣ってなんだろう?「七つの習慣 スティーブン R コヴィー ジェームス スキナー」

2022年4月21日

人生をうまく生きる「7つの習慣」

この本はこんな方におすすめです。

良い習慣を身につけたい

人生で成功したい
この本は成功原則を七つの習慣に列挙し、家庭や会社など人生においてうまくやっていくための習慣について述べた本です。

この本は人生のさまざまな局面に応用できる、普遍的な通用性のある習慣が七つにまとめて書いてあります。ここでは第一習慣「主体性を発揮する」についてみてみます。

変えられることと変えられないことを見きわめる

例えば高圧的な上司に悩むサラリーマンがいるとします。彼にこの習慣を当てはめて考えてみます。

主体性を発揮するとはなんでしょう。それは、一人の人間が関心を持っている範囲のうち、コントロールを発揮できる範囲をバランスの良い範囲に収め、自分のコントロール可能な領域を広げながら主体的に問題を解決して取り組んでいく、ということです。

例えば、異業種との関係性とか、他の部署の問題とか、斜め上の上司と直属の上司との関係性とか、関心を広げればさまざまに関心は広がっていきます。しかし、自分がコントロールできる範囲は限られてきます。そもそもコントロールできないことに意識を集中しすぎると無力感を感じたり、被害者意識的になったり、ネガティブになったりするそうです。

これをこの本では関心領域を関心の輪、コントロール可能な領域を影響の輪と呼んでいます。関心の輪が広いと、不満を抱いたり、被害者意識を持ったりします。逆に関心もないことに影響を及ぼす、つまり、部下の任せた仕事に余計なちょっかいを出したり、介入したりするとそういう状態なのでしょう。いわば自己中心的な人、という状態です。この関心領域とコントロール可能領域とのバランスをとるのがいいということですね。

解決できない問題などない、と本書では言います。そもそも変えられないことと、変えることができることは何かがわかっていれば、解決できない問題などないということですね。

本書は良い習慣のエッセンス集

このように、人生のさまざまな局面に応用できる習慣が様々に書かれています。良い習慣ばかりですから、ぜひ意識して取り入れてマスターしたいものです。