心を開いて問題解決「新コーチングが人を活かす 鈴木義幸」

2022年2月22日

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コーチングの入門書として読める本

この本はコーチングについて、その入門的な内容をまとめた本です。

大事なことは相手の心を開くこと

例えば「なぜ」と聞くのではなく「なに」と問いかけるのだそうです。

「なぜそんなことしたんですか?」は、攻撃的に聞こえますよね。

「なにがそうさせたのですか?」であれば、相手の警戒は下がるでしょう。答えを引き出しやすいのではないでしょうか?

そして、相手の上にも下にも立ってはならないのだそうです。上に立っても、下に立っても心は開かれず、警戒されてしまいます。同じ目線で問いかけることで、心を開いてくれるのだそうです。

フラットな心に効果的な質問をする

「究極の質問」という言葉が本書には登場します。

「あと一時間でこの仕事を終わらせるにはどうしますか?」

「人生が今日で終わるとしたら、何をしますか?」

このように、ギリギリの状態に置かれたときに人間の視野は広がり、新しい発想が生まれるのだそうです。それは、フラットで、開かれた状態の心に問いかける必要があるわけですね。

感想

コーチングというのは、言葉としては聞いていたものの、実際はどのようなものかあまりわかりませんでした。

この本に読んで、相手の心をフラットにして、効果的な質問を投げかけることで、質問された人が自分自身で解決法を導き出すのがコーチングなのかもしれないと思いました。

これは、親子関係、例えば子供の悩みを親が解決したり、夫婦関係の悩みを解決するなどの、生活の問題を解決するのにも役立つかもしれません。

多くの人におすすめできる本だと思います。